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「対話劇をつくる」ワークショップ開催報告(8/21)

イベントレポート

こんにちは。山本です。本日は8/21に開催した「対話劇をつくる」ワークショップの報告をします。

このワークショップ(WS)は、8/21-22に開催された哲学対話の夏合宿「p-Trip」に連動して開催されたもの(「p-Trip」の報告はこちら)です。もともとは哲学対話の内容を対話劇で再構成したらどうなるか?という私の興味からこのWSの企画がはじまり、劇団衛星の紙本さんご協力のもとプログラムを作成していきました。(紙本さんありがとうございました!)

当日は5名のグループ×2でWSを進行していきました。まずは哲学カフェ形式での対話の時間です。「p-Trip」で議論された話題からキーワードをピックアップし、そこからテーマを選んでもらいました。今回それぞれのグループに選ばれたテーマは「賭け」と「面白い」。話は盛り上がり、「このまま続けたい!」という意見も出ましたが、今回はWSですので無情にも40分程度で次のワークに移ります。

次は対話劇をみんなでつくる時間です。先ほどの対話のなかで「哲学的」「対話らしい」「興味深い」と思った箇所を、劇の形で再構成していきます。ここからが今回のポイントで、各グループは素の自分のまま演じるのではなく、何か特定の役やシチュエーションに基づいて、「その役(場)だったらどのような対話になるか?」を考えながら台本を作ってもらいます。

今回はくじ引きで役を選んでもらい、それぞれのグループは「女子高生」と「飲み会の席」を引きました。今までとはガラッと雰囲気が変わり会場がざわつきます(笑)。

今までにないパターンに参加者の方ははじめ戸惑っていましたが、みんなで「どんな劇にしようか?」と相談しセリフをつくっていくうちに、みなさん少しづつ慣れてきたように見えました。終盤のリハーサルでは立ち位置や座り方、退場の仕方を詳しく確認するなど、みなさんの本気度が伝わってきました!

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台本の作成風景。みなさん真剣です。

最後にそれぞれのグループの発表です。今回は「女子高生が『賭け』について対話する劇」と「飲み会の場で『面白いとは?』について対話する劇」の二つが発表されました。どちらの劇もよく考えられた対話で、かつクスッと笑えるような劇になっていました。その後の振り返りでは様々なご意見をいただきましたが、「この役や場ならどういう対話になるか?」ということをみんなで考え、一つの台本をつくりあげてゆく体験をみなさん少なからず楽しんで頂いた様子でした。いただいた意見は今後の改善につなげたいと思います。ご参加いただいた方々ありがとうございました!

(おわり)

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