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哲学カフェとは街中のカフェなど誰もが自由に出入りできる場所で、飲み物を片手に参加者同士で特定のテーマについて話し合う営みです。1992年にフランス・パリのカフェで偶然生まれ、その後世界中に広がっていきました。
哲学カフェに決まった定義があるわけではありません。共通するのは、進行役がいて、テーマを設け、その場にいる人たちが話して聞いて考えるというシンプルなつくりです。
ですから主催者や進行役によって雰囲気がちがってきます。徹底討論する、じっくり対話を進める、その場でテーマをつのる、進行役がテーマを提示する、哲学の知識・歴史をフル活用する、日常経験を活かす、などなど。
カフェフィロが開く哲学カフェはケンケンガクガクの議論というより、<話すー聞く>を丁寧に積み重ねてじっくり考えることが多く、哲学や哲学史の専門知識も不要なことが多いです。
カフェフィロ開催の哲学カフェも進行役や場所の雰囲気によって様々な個性がありますので、いろいろなカフェに参加して進行役の個性や違いを味わうのも楽しみ方の1つと言えるでしょう。
カフェフィロでは次のように本やその他の題材を用いた哲学カフェも開催しています。
- ミルトーク…アート作品を鑑賞しながら対話を楽しみます。美術史や美術技法の知識にとらわれず、絵をみて感じたことを自由に語り合い、考えていきます。
- シネマ哲学カフェ…映画上映後に哲学カフェを開きます。感想を語り合いながら、映画が問いかけるテーマについて、参加者みんなで考えていきます。
- 書評カフェ…評者やゲストが本についてコメントしたあと、参加者同士で本について、あるいは本に描かれているテーマについて自由に話し合います。
- テツドク!…哲学・思想・宗教の本から1節を引用し紹介・解説したあと、参加者との対話を通じて理解を深めていきます。
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