いよいよ『判断力批判』の前半、美的（美感的・情感的）判断力の批判の最終部に入りま
す。ここで焦点になるのは「美しいものに関する判断は人それぞれか」という問いと「美しいものと道徳的な意味で善いものとの間には何か関係があるか」という問いです。「何を美しいと思うかは人それぞれだが、それでも美しいものに関して論じあうことには意味がある」というのが前者に対するカントの答えです。どういうことでしょうか。後者に対する答えは「美しいものは道徳的に善いものの象徴である」です。これまたどういうことでしょうか。一緒に考えましょう。

○日　時： 4月9日（日）14:00-16:30
○場　所：web環境の整ったお好きな場所で（zoomを使用します）
○題　材：カント『判断力批判』美的（美感的・情感的）判断力の弁証論（55節～59節）
○紹介者：寺田俊郎さん（カフェフィロ、上智大学）
○コーディネーター： 廣井　泉（カフェフィロ）
○参加費：2,500円（事前のお支払いをお願いします）
○定　員： 15名（要事前予約）
○参考図書： カント 『判断録批判』（紹介者は以文社の宇都宮芳明訳を使用しますが、どの版でも構いません。岩波文庫が手軽で入手しやすいです）
○備　考： 申し込みいただいた方に参加費のお支払い方法をご連絡します
○お申込み/お問い合わせ：hiroizum@cafephilo.jp （廣井）