※本イベントの申し込みはpeatixページからお願いいたします。
http://ptix.at/gRfrac

「哲学は、過ぎ去った不幸や未来の不幸には容易く打ち勝つが、いままさに生じている災いに対してはなんの役にも立たない」。

『震災に臨む』は、ラ・ロシュフコーのこのような言葉を紹介するところから始まります。東日本大震災という〈出来事〉に対する哲学それ自体の立ち位置の難しさに思い悩みながらも、被災地を中心に「てつがくカフェ」を開催し続けた筆者らの記録が本書には収められています。

今回は筆者の西村高宏さんに加えて、てつがくカフェ@せんだいのスタッフとして長らく共に活動されてきた近田真美子さん、せんだいメディアテークで当時学芸員として活動に伴走された清水チナツさんをお招きし、当時から現在にかけての取り組みについて伺いつつ「震災に臨む哲学」の可能性について今一度考えてみたいと思います。
本企画は昨年より予定していたものですが、年初に大きな震災が再び起こったいま、様々な思いや葛藤、問いをもつ方々にとっても何か得るものがある時間になればと考えています。

※本企画で得られた収益の一部を義援金として令和6年能登半島地震の被災地へ寄付します。また、寄付付きの参加チケットもご用意いたしました。最終的な寄付金額に関してはイベント終了後、HP等でご報告いたします。
令和6年能登半島地震により被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。

▼登壇者（敬称略）
西村高宏（福井大学医学部 准教授／医学教育・倫理学）
近田真美子（福井医療大学 教授／精神保健看護学）
清水チナツ（カルチュラルワーカー／PUMPQUAKES）
司会：山本和則（カフェフィロ）

▼日時等
日時：2月18日（日）15:00-17:00
形式：オンライン(Zoom）による配信
※視聴者はチャットでの参加となりますので予めご了承ください。
※終了後１週間見逃し配信をいたします。見逃し配信の視聴にはイベント開始前にチケットの購入が必要ですのでご注意ください。（イベント終了後の購入はできません）

▼参加チケットに関して
参加費：1,500円（一般）/1,000円（カフェフィロサポーター/パートナー会員）
寄付付きチケット：2,000円（参加費との差額を義援金として寄付します）
また、能登半島地震により被害を受けられた方々を対象とした無料チケットもご用意しました。
令和6年能登半島地震により災害救助法が適用された地域にお住まいの方を想定しておりますが、この地域に限らずご自身の状況に応じてご購入ください。

▼書籍情報
『震災に臨む 被災地での〈哲学対話〉の記録 （シリーズ臨床哲学）』(西村高宏 著,大阪大学出版会 2023)
https://www.osaka-up.or.jp/book.php?isbn=978-4-87259-768-4