今回は『判断力批判』の「純粋美観的判断の演繹」のうち、第30節から第42節を読みたいと思います。「演繹」とは、カントの哲学では、認識や判断の妥当性を証明することです。「〇〇は美しい」という美観的判断が妥当性をもつとはどういうことでしょうか。美しいものは人それぞれだから、妥当性の証明なんて要らない、という人もいるでしょう。カントはそう考えませんでした。なぜでしょうか。一つの鍵は「共通感覚」という概念にあるようです。初めてのご参加も大歓迎です。お気軽にご参加ください。

○日　時： 9月4日（日）14:00-16:30
○場　所： web環境の整ったお好きな場所で（zoomを使用します）
○題　材： カント『判断力批判』第一部・第一篇「純粋な美学的判断の演繹」30節-42節
○紹介者： 寺田俊郎さん（カフェフィロ）
○コーディネーター： 廣井 泉（カフェフィロ）
○参加費： 2,500円（資料付き、事前のお支払いをお願いしております）
○定　員： 15名程度（要事前予約、参加イベント名 「テツドク！カント」と氏名をフルネームで明記してください）
○参考図書： カント 『判断力批判』（紹介者は以文社の宇都宮芳明訳を使用しますが、どの版でも構いません。岩波文庫が手軽で入手しやすいです。）
○申込み：hiroizum@cafephilo.jp （廣井）