『活動的生』の中心とも言える「行為」の章を、アーレントは「赦し」と「約束」という二つの力を分析することで閉じています。両者は、それこそ私たちが幼いころから「相手を許しましょう」「約束は守りましょう」と教え諭されながらも、それらをきちんと実行できていると言える人はそれほど多くない、不思議な能力とも言えます。とりわけ、前者は「赦せない」というその不可能性につねに脅かされたものではないでしょうか。今回は、第五章の最後の二節を読みながら、「赦し」と「約束」という人間がもつ能力の意味について、みなさんと考えていきます。テキストはコピーして配布しますので、本をお持ちになる必要はありません。気楽にご参加ください。

○日　時： 11月2日（土）14:00-16:30
○場　所： 田園調布富士見会館会議室
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-t99Lz1GPwC-/map/
○交　通： 東急東横線、多摩川線、目黒線の多摩川駅下車徒歩約5分
○題　材： ハンナ・アーレント『活動的生』 第五章「行為」より 33節、34節

○紹介者： 三浦隆宏（カフェフィロ、椙山女学園大学）
○進　行： 廣井 泉（カフェフィロ）
○参加費： 2,500円（資料付き、カフェフィロ会員の方は2,000円）
○定　員： 15名程度（要事前予約）
○参考図書： ハンナ・アーレント『活動的生』 みすず書房
○備　考： お好きなお飲物を各自ご持参ください
○申込み：hiroizum@cafephilo.jp （廣井）