2019年3月16日（土）17日（日）開催！
相手の考えを理解するための質問レッスンのご案内

対話しているようで深まった感じがしない、相手の意見にどう質問したらよいかわからない、そもそも質問する意味とは？そんな疑問を持ち、相手の発言の意味をきちんと理解したい方向けのトレーニング講座を２日にわたって行ないます。
質問の仕方とその考え方を理解することで、自分自身の在り方や、これまでの人間関係が変化する可能性があります。哲学（対話）カフェはもちろん、友達、親子、パートナー、仕事やコミュニティなどでの関係を変えたい方、過去に受講したことがあるけどもっと練習してみたい方、そして対話に関心のある初めての方もぜひご参加ください。

※3/17の内容は下記ページをご覧ください。

相手の考えを理解するための対話カフェの方法と質問レッスン【入門編】

Ⅰ　相手の考えを理解するための質問レッスン【フルワーク編】
質問にはどんな種類があるのか、そもそも相手の考えを理解するとはどういうことかなど質問するための考え方を学び、そのあと、いくつかの質問ワークに取り組みます。

日時：2019年３月16日（土）開場12:40　開始13:00～18:30
古民家 くまから洞
（東京都中野区野方6-40-19）
https://kominka-kumakarado6-40.amebaownd.com/
参加費：７０００円（ドリンク付）
要予約：定員７名（定員になり次第締め切ります）
申込先：shitsumon@googlegroups.com
＊氏名、メールアドレス、住所、電話、参加動機を記載のうえ、申込先から申し込みください。
なお、当日参加はできません。開場時間にはお越しください。途中休憩します。
主催：対話のための質問プラクティスネットワーク＋デモクラシーカフェ＠東村山＋対話の実験室＠公- 差- 転
協力：カフェフィロ、東京メタ哲学カフェ
Facebook：https://www.facebook.com/events/222427852029112/

●プログラムの説明
3 月16 日（土）　相手の考えを理解するための質問レッスン【フルワーク編】

★コミュニケーションの秘訣は質問をすること
コミュニケーションが得意な人というと、どんな人を想像しますか？流暢に話す人？相手を説得するのがうまい人？聞き上手な人？ いろんなタイプの人が思い浮かびますが、話すことと聞くこと、どちらか一方だけではコミュニケーションは成り立ちません。質問は、コミュニケーションの二つの要素〈話す〉と〈聞く〉を繋ぐもの。話すのが苦手な人、聞くのが苦手な人、どちらにとっても助けとなります。

★相手の考えを理解するための質問とは
質問力に関する本はたくさんありますが、読むだけで質問力を鍛えることはできません。また、情報を引き出す質問と、気持ちを知るための質問、相手の考えを理解するための質問は、全く異なります。たとえば誰かの相談にのったとき、具体的なアドバイスをしたら「そういうことじゃない」と言われたり、相談相手に共感できなくて困ったことはありませんか？　あるいは、相手の質問に「責められている」と感じてしまったことはないでしょうか？
こうした問題は、そもそも相談や質問の種類を理解していないことから生じます。なかでも、苦手な人が多いのが、相手の考えを理解するための質問です。
この講座では、そもそも相手の考えを理解するとはどういうことか、そのポイントを学んだ後、国内外で開発されたワークを通して、どのような質問が効果的か実践的に学びます。

●プログラム内容
・哲学者の道具箱
状況に応じた質問の様々なタイプを分かりやすく記入したカードを使いながらレクチャーしていきます。
（＊ハワイの哲学の授業で使われている「Good Thinkers’ s Toolkits」をもとに作成）
・ソクラテスゲーム
３人１組のチームなっていただき、質問する役、質問に答える役、二人の問答を記録する役を交代制で行い、実践的で役割を体験しながら、効果的な質問を学びます。
・相互質問法
５人１組くらいになっていただき、一人が質問に答える役、他のメンバーが質問する役を交代制で行います。自分以外の質問者がいるので、参考にしていきながら、様々な切り口の質問のタイプを学んでいきます。

●ゲストファシリテーター：松川絵里さん
哲学カフェ、対話セミナーのファシリテーター。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。学生時代より哲学カフェの活動をはじめ、2005年大阪大学臨床哲学研究室のメンバーを中心に、哲学対話を実践・サポートする団体「カフェフィロ」を設立。2014年4月から2016年3月まで代表を務める。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任研究員（2010年8月～2016年3月）を経て、現在は岡山を中心に、カフェ、地域のコミュニティスペース、介護施設、障害者支援施設、病院などで哲学カフェや対話セミナーのファシリテーターを務める。
主著『哲学カフェのつくりかた』（大阪大学出版会）、共訳書『中学生からの対話する哲学教室』（玉川大学出版部)などがある。