ニーチェ連続シリーズ全３回のうち、第１回は、「ニヒリズム」を取り上げます。
　フリードリッヒ・ニーチェ（Friedrich Nietzsche, 1844〜1900）は、二千年以上もの歴史（キリスト教）を引き受け、それを「神は死んだ」（Gott todt ist）という言葉でピリオドを打ちました。だがそれは終わりではなく、そこから彼の苦悩が始まり、また彼の新たな価値の創造が始まりました。「神の死」という展開点は、近代の中にあり、やがては近代を超克して現代の「神なき時代」の萌芽となります。
　今回は「神の死」で象徴される「ヨーロッパのニヒリズム」という精神状況はどのようなものか。また「神の死」という言葉でニーチェが意味したものは何かについて考え、第２回（ディオニュソス像の変遷からみたニーチェの悲劇）、第３回（道徳とエゴイズム）と続けていきます。
　文献は読まなくてもわかりやすく解説をしますので、ぜひご参加ください。

○日　時： 6月18日（日）13:30-16:00
○場　所： カフェP/S か、Zoom環境の整ったお好きな場所で
カフェP/S 神戸市灘区篠原南町6-2-2 （水道筋1丁目商店街内）
○テーマ： ニーチェ　ニヒリズム
○紹介者： 藤本啓子（カフェフィロ）
○参加費： 1,500円　（現地参加の方はドリンク代が実費となります）
○定　員： 現地・Zoomとも 各10名（要事前予約）
○備　考： Zoomでの参加希望者には振込先をお知らせします。
お振込を確認後、招待用のIDとパスワードをお送りします。
○お申込み：ご住所、お名前、連絡先、現地参加かZoom参加かを明記して
fktaranteln@yahoo.co.jp （カフェフィロ 藤本）
○参考文献：ニーチェ『権力への意志』第一書「ヨーロッパのニヒリズム」
○その他：現地参加の方は、マスク着用を推奨、お出かけ前の検温をお願いします。