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哲学カフェ「人それぞれ違うのは良いこと?」

イベントレポート

こんにちは、まつかわです。
8月30日は、倉敷のカフェギャラリー バード2006さんで哲学カフェを開いてきました。

 

2018年8月30日 哲学カフェ「人それぞれ違うのは良いこと?」@バード2006

 

メイン進行役は、香川県でTetugakuyaというお店を開いている杉原あやのさん(上の写真の右から二人目。水色の服を着ている爽やかなお姉さんです)。
「倉敷でも哲学カフェを開いてほしい!」という倉敷の方の声と、「一度、松川さんと進行してみたい!」とおっしゃってくださった杉原さんのニーズがうまい具合にマッチしました。

杉原さんがレポートを送ってくださったので、掲載させていただきます。

 

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「人それぞれ違うって良いこと」をテーマに司会進行をさせて頂きました。
参加されたみなさんのお話がどれもとても興味深く、私自身も考えさせられることがとても多かったです。

「人それぞれだから」という言葉が、自分勝手さを招きうる、という風にも考えられる意見も見られました。

それは学力、国力の低下につながっているのではないか。

人それぞれ、家庭それぞれ、あるいは国それぞれ?語られる単位が変わることもありました。
それぞれとは言え先進国の生活スタイルによって、どこか発展途上の国々にしわ寄せが行っているのではないか。

「人それぞれ」という同じ言葉で、コミュニケーションを円滑にさせ、お互いを認め合う寛容さに繋がってゆきそうな意見もありました。

それぞれと言いながら、こうした側面で見れば、人と人が緩やかにまとまるための言葉にもなるのかもしれません。

「人それぞれ」が私たちの暮らしの中で浮かび上がってくるのは、私たちにある程度の豊かさがあるからだ、という意見もありました。

他にも印象深かった意見が沢山ありました。
同じ言葉が、全く相反する内容で、ポジティブにもネガティブにも語られることがあるようです。

人それぞれの個人が集まった世界が、より良いものになっていくためには、どんな「人それぞれ」であれば良いのだろうか?と新しい疑問が湧いて来ました。

ご参加くださった皆さまありがとうございました。

すぎはら

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なお、今回は杉原さんの進行役デビュー。
そして、西日本豪雨災害でたくさんの方が被災された倉敷市での開催ということもあり、進行代(参加費−ドリンク代)6,100円をももたろう基金に寄付させていただきました。
以前、城下ステーションでの哲学カフェにご協力くださったみんなでつくる財団岡山さんの基金です。
被災された方の支援に、少しでも役立ちますように。

ご参加くださったみなさん、ご協力くださったみなさん、ありがとうございました。

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