『活動的生』の最終章にあたる第六章は、他の章と比べてやや異質な印象を私たちに与えます（訳者の森一郎さんは、本章はハイデガーの『存在と時間』だと、書かれざる第二部に相当すると述べています）。近代以降に限定されてはいるものの、アーレント流の西洋哲学史の解体が試みられているのです。とりわけ今回扱う前半は、共通感覚や思考といった晩年の主題を先取りするものとしても注目に値します。
最初にこれまでの本書の議論を簡単におさらいしますので、今回が初めてでももちろん大丈夫です。また、テキストは抜粋したものを配布しますので、本をお持ちになる必要もありません。気楽にご参加ください。

 
○日　時： 2月23日（水・祝）14:00-16:30
○場　所： web環境の整ったお好きな場所で（zoomを使用します）
○題　材： ハンナ・アーレント『活動的生』第六章「活動的生と近代」（第35～40節）
○紹介者： 三浦隆宏さん（椙山女学園大学）
○コーディネーター： 廣井 泉（カフェフィロ）
○参加費： 2,500円（資料付き、事前のお支払いをお願いしております）
○定　員： 15名程度（要事前予約、参加イベント名 「テツドク！ハンナ・アーレント」と氏名をフルネームで明記してください）
○参考図書： ハンナ・アーレント『活動的生』みすず書房
○申込み：hiroizum@cafephilo.jp （廣井）