『偶像の黄昏』（村井則夫訳、河出文庫）をご存知でしょうか。ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェが、狂気の闇に沈む前に自身の思想を凝縮して打ち出した決定的な著作です。今回は、「ソクラテスという問題」の部分を中心にご紹介します。ショーペンハウアーやキリスト教道徳に闘いを挑んできたニーチェが、この本で最初に破壊すべき「偶像」として対決したのが、古代ギリシアの哲学者ソクラテスでした。この対決から、「哲学」とはいかなる営みなのかという問いを聞き取ることができるでしょう。ニーチェにとって「哲学」は、「健康」と結びつくものです。これを機会に、「健康」について哲学してみませんか。事前準備は不要です、お気軽に手ぶらでお越しください。

○日　時:12月22日(日)14:00-16:30
○場　所:東京ウィメンズプラザ第1会議室B
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/outline/tabid/136/Default.aspx
○題　材:ニーチェ『偶像の黄昏』より「ソクラテスという問題」
○紹介者: 梅田孝太さん （上智大学）
○進行役: 廣井　泉 （カフェフィロ）
○参加費: 2500円（資料付き、カフェフィロ会員の方は2,000円）
○定　員: 15名程度（要事前予約）
○参考図書:ニーチェ『偶像の黄昏』（村井則夫訳、河出文庫）
○備　考: お好きなお飲物をご持参ください。
○問合せ/申込み：hiroizum@cafephilo.jp （廣井）