四季折々いろいろな花が目を楽しませてくれますが、六月といえば紫陽花です。雨の中傘をさして歩いていると、道端の土手に紫陽花がしっとり濡れてい咲いている。その美しさに思わず引きとめられて佇む。その「美しさ」とは何でしょうか。そもそも「美しい」とはどういうことでしょうか。それは古来問われてきた哲学の問いの一つであり、その問いを専門的に考える「美学」という哲学の一分野が近代になって成立しました。その美学の道を拓いた作品の一つが、イマヌエル・カントの『判断力批判』です。その第一篇・第一章を読んで「美」「美しさ」「美しい」をめぐって対話しつつ、ともに考えてみませんか。

○日　時：6月23日（土）14：00-16：00
○場　所：東京ウィメンズプラザ第一会議室A
　http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/outline/tabid/136/Default.aspx
○題　材： カント『判断力批判』より第一篇・第一章
○紹介者： 寺田俊郎さん （カフェフィロ、上智大学）
○参加費： 2000円（資料付き、カフェフィロ会員の方は1,500円）
○定　員： 20名程度（要事前予約）
○参考図書：カント『判断力批判』
○備　考：　紹介者は以文社の宇都宮芳明訳を使用します。他の訳でも構いませんので事前に読まれてから参加されることをおすすめします。当日はお好きなお飲物をご持参ください。
○問合せ/申込み：hiroizum@cafephilo.jp （廣井）